どうも、まさ(@masansatabasa07)です
サラリーマンをしていると、「成果を出して早く昇級しないと給料増えないよ!」とか「給料上げるには昇級しないと」みたいなことをよく言われます
でも僕は、そもそもお金を稼ぐという目的にサラリーマンは向いていないと思うんですよね
ということで、なぜ僕がサラリーマンは稼げないと思うのかという理由を語っていきます
サラリーマンをしていて「お金をたくさん欲しい!」という方は、ぜひ読んでみてください
- 理由1:年功序列という賃金制度
- 理由2:解雇規制により、頑張り=尻ぬぐい
- 理由3:給料の正体は労働力再生産のコスト
- 理由4:会社で給料を上げても、他の会社ではリセット
- まとめ:サラリーマンは搾取されている
理由1:年功序列という賃金制度
そもそも日本の給料形態が年功序列という形態だということ
年功序列という賃金制度のせいで、成果を上げても若手の給料には反映されません
つまり、いくら頑張っても給料は上がらないということです
実際に僕が所属している会社の制度から計算してみました
僕が仕事で成果を出したとしたら(27歳 大学院卒)
給料:月25万円
成績:一番上のランク
来年の給料は、月+15,000円程度になります
年収にすると、+18万円
こうみると「年間で月18万円も上がるんだったらいいじゃないか!」という意見もあるかもしれません
しかし、忘れてはいけないのが成績です。成績が一番上のランクというのは30人くらいのチームで1番の働きをしないといけないんですよ
毎日、残業して忙しく働いて、売り上げが2倍になるような革新的システムを作ったとしても年間で+18万ですからね
正直言って割に合いません
これは僕の仕事が特別ということではなく、他のサラリーマンも同じようです
このように年功序列制度があるので頑張り=給料に反映されるということはありません
理由2:解雇規制により、頑張り=尻ぬぐい
解雇規制とは・・・
解雇規制とは、使用者(雇用主)が労働者を自由に解雇することを制限する法的規則です。 解雇を断行するには、客観的かつ合理的な理由が必要。
つまり使えない社員でも、よほどの理由がなければ解雇できないということです
すると、どうしてもその社員の給料分を優秀な社員が賄わなければならないという状態になります
理由3:給料の正体は労働力再生産のコスト
それから、そもそも給料というもの自体が労働力再生産のための経費でしかないというのも理由です
会社は商品(価値があるもの)を生み出し、それをお金に換えてもらうことで儲けが出ます
では、価値があるものはどのようにして作るのかというと、資本と労働力が必要です
例えば、車という価値のある商品であれば、資本家は工場や部品といったものを持っています
そして、そこに働く人がいて初めて車ができますよね?
資本と労働力のどちらかが欠けてしまうと価値を生み出せません
資本家は常に価値を生み出したいので、労働力を半永久的に欲しいのですが、24時間365日ずーと働かせておくと人は死んでしまい、労働力を供給することができません
そこで、資本家は労働力を回復してもらう必要があります。それが給料というものの正体なんです
労働力の回復は何かというと、
・健康を保つためにご飯を食べれる
・安心して寝れる場所がある
・精神的に病まないように、ストレス発散ができる
といったことであり、「給料」とは、労働力回復のための必要最低限のお金しか含まれていません
サラリーマンという職業自体が、給料がたくさんもらえる仕組みになっていってこと
これが資本主義社会というルールなんです
もし、もっと資本主義社会について知りたければ、マルクスの「資本論」を読むことをオススメします
参考文献:高校生からわかる「資本論」 (池上彰の講義の時間)
理由4:会社で給料を上げても、他の会社ではリセット
会社で給料を上げるには昇給するしかありません
もちろん昇給制度自体はどの会社でもあるでしょうが、それぞれの会社によって立てられるものです
ということは、一つの会社で昇給しても別の会社で同じ役職からスタートというのはできません(ある程度は考慮されると思いますが)
そうなると会社から首を切られるということ、会社がなくならないことに怯えながらいきていく必要がありますし、それってどれだけ努力しても自分ではコントロールできないですよね
結局、昇給して役職というのを手に入れても、それはその会社の役職であって世間一般での評価ではないんですよね
だったら世間的に評価できるようなことに努力していくほうが効率的だと思います
全くサラリーマンに向いていない人間なので、役職で呼ばれるとイラっとすることが多い。役職は偉いかどうかではなく、野球で言えばポジションみないなもの。ファーストとセカンドがどちらが偉いかなんてあるわけがない。あくまでその会社のポジションであって、他の会社では全く意味のないこと。
— さばのかんづめ (@charismawatcher) 2014年5月24日
まとめ:サラリーマンは搾取されている
こうやって考えてみるといかにサラリーマンという働き方が理不尽で、努力が報われないものだということがわかったでしょう
資本主義社会のなかで、サラリーマンというのは基本的に誰かに搾取される生き方というのを知っておくべきだと思います
それを知った上でじゃあどうすればいいか?ということですが、まずは副業することが大切だと思います
とにかく脱却のために、自分で稼ぐという力を考えることをおすすめします