まさ探訪

~社会の出来事や様子を僕なりに考えてアウトプットする雑記~

伊能忠敬に学ぶ、人生は何歳からでも成功できる②

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さぁさぁ①で伊能忠敬の幼少期を紹介してきました。

 

まだ見てない方はこちらからどうぞ。

 

 

www.masahiroblog.com

 

 

伊能は天文学を学びに江戸へ向かい高橋至時(よしとき)という天文学者に弟子入りをする。

 

その時の伊能、50歳。高橋、31歳。その差19歳。

 

え~19歳年下のヤツに弟子入りとかできるか!19歳離れた人と一緒にいるだけで疲れるような。

 

年の差といえば高橋と言っても、至時じゃなくてジョージのほうだろ!

 

伊能のセカンドライフ

 

天文学を学び宇宙のことを知りたいと思っていた伊能だが、特に知りたかったことがこれ。

 

地球の大きさが知りたい!

 

そこで、伊能は大きさを測る方法を思いついた。

 

それは、完全に同じ歩幅で歩けたら測れる。ということ。

 

え?

 

 

 あんなに頭がいい伊能さんがそんな単純でバカみたいな答えがないわけがない・・・。

 

35億稼いで、大飢饉を救った伊能さんがそんなわけな・・・

 

 

 

 

 

 

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やってるよ、おい。

 

ということで毎日毎日練習した。1cmも狂いがないように練習した。

 

その結果、本当に同じ歩幅で歩けるようになってしまったのだ。

 

その名も

 

 

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この技術を手に入れた伊能はすぐに地球の大きさを測ることに取り掛かる。

 

しかし、この時代は江戸時代。関所があるので簡単に県をまたぐことができないのだ。

 

そこで伊能は江戸を出る理由を考えた。

 

幕府のために何か役に立つことをやれば、幕府は許可を出してくれるんだろう。

 

じゃあ幕府のためになることってなんだ?

 

伊能は思いつかなかったので、19歳年下の高橋先生に相談した。

 

すると、先生は”今、幕府は未開の地である蝦夷地(北海道)がロシアに狙われるとヤバいと考えてるっしょ。だからー、地図作るからって言えばいいんじゃね?"と19歳年下のチャラい感じで助言したのだ。

 

伊能はその案をもらい、日本地図を作ることになる。

 

そうして夢を叶えるために、幕府を利用して全国どこでも行ける青春18きっぷならぬ、

中年50きっぷを手に入れたのだ。

 

その後、いろいろな問題が起きながらも日本一周を伊能ウォーキングで行い、約20年もの月日をかけて日本地図を完成。

 

そして73歳でこの世を去りました。

 

伊能忠敬から学ぶこと

 このような波乱の人生で、命を費やした地図がこちら。

 

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めちゃめちゃ正確!!

 

そしてついに伊能は地図を作成しながらも毎日星を見て角度を計算したりと、高橋先生に習った天文学の知識を生かして地球の大きさを導き出した。

 

伊能が導き出した地球の大きさと実際の大きさの誤差は約150kmだったそうだ。

 

これもかなり正確だね。

 

伊能はしっかりと60、70歳になって夢を叶えたのだ。

 

 そして、この地図がすごいのは正確なだけではない。

 

実は、天文学の知識が取り入れられた日本初の地図だった。

 

つまり、ストリービュー(日本一周)と衛星を一人でやってのけたってこと。

 

だから伊能忠敬は、ひとりGoogleなのだ。

 

伊能の人生を振り返ると、

前半は周りに振り回されて、人のために動き大出世した人生。

後半は幕府をも利用して、自分の夢を叶えた人生。

 

2つの人生がある。

 

みなさんは今、どっちの人生を生きていますか?そしてどっちの人生を生きたいですか?

 

実は今まで書いた伊能の人生が答を導き出していると思う。

 

なぜなら、伊能は村長や武士になって35億稼いだ後に、自分の地位を捨てて夢を追っかけた。

 

それは、ただただ夢を叶えたい、そして夢を追っかけることが楽しかったからという純粋な気持ちがあったから。

 

つまり、夢を追いかける楽しさは地位や名誉、財産を超えるものだということ。

 

そして伊能の人生から学ぶことは、

 

夢を追うことを恐れてはいけない。夢はかなうかどうかではなく、追うか追わないかである

 

みんなは夢を追うことが怖いのは叶うかどうかわからないから。

 

だけど、実はかなった瞬間よりも叶えようと追いかけている瞬間が楽しいのだ。

 

みんな、自分がやりたいことができていなかったり、言い訳をしたいときは伊能忠敬の人生を思い出してほしい。

 

伊能はすべてを捨てて、50歳という年齢にもかかわらず、夢を追いかけるという楽しい道を選んだのだ。

 

いくつになっても手遅れなんてことはない。やりたいことをやろう。

 

おわり